《本学会法人化に当たって》

特定非営利活動法人日本成人矯正歯科学会理事長

佐藤元彦

この度、私達の日本成人矯正歯科学会が内閣府の認可の下に、平成17 年10 月11 日に特定非営利活動法人(NPO法人)として正式に発足したことをご報告申し上げます。
この法人には各都道府県知事の認可によるものと内閣府の認可によるものと二種類ありますが、内閣府の認可によるものは全国的に活動できる法人であり、この点では本学会のように全国に会員がいて活動範囲が広い場合にはよりふさわしい組織形態といってよいと思います。ご高承のとおり、わが国には、公益事業を行うことを目的とする法人として、社団法人及び財団法人、学校法人、社会福祉法人、宗教法人、更正保護法人並びに特定非営利活動法人(NPO法人)等が存在します。これらはいずれも、その団体の構成員に利益を分配することを目的としないという意味で非営利法人でもあります。
従って、同じ法人ではあっても最近よく作られる所謂中間法人などとは公益性という点からもその法人の本質特徴などが自ら大きく異なってくることとなります。それだけ今迄と比べて私達の学会は社会に対しての責任が大きくなって来たといえます。
また、去る平成 17年 3月 31日に日本都市センターホテルにて開催された本学会の臨時総会において、本学会の法人化に対してご賛同を頂き、法人化後の役員についても承認され、同時に、任意団体としての日本成人矯正歯科学会会員は 法人化後もそのままの状態でNPO法人に会員として全員移籍されることが決定されております。従ってこれからは、約1200 名の会員を擁する法人化された学会として通常の学会活動とともに公益性に配慮した活動を会員の皆様と共に行っていくことになります。
 その活動の1つとして、目前の課題となっているのが、矯正歯科認定医あるいは専門医について社会的にも正式に標榜広告等ができるようにすることであります。
 この点については一般社会からも早く制度化することが求められており、他の学会等とも協議協調しながら、全国レベルの統一した制度が速やかに発足できるよう活動したいと考えております。その他課題は色々ありますが、いずれにしても国民にとっても会員にとっても意義のある学会となるべく、会員諸兄の積極的なご協力、ご支援をお願いし、私のご挨拶とさせて頂きます。